みなさんこんにちは。ブログを開いていただきありがとうございます。今回ご紹介させていただくのは中元日芽香さんの「なんでも聴くよ」です。中元さん2作目で、１作目の「ありがとう、わたし　乃木坂46を卒業して、心理カウンセラーになるまで」とは少し違い今回は相談者さんのお悩みに答えるものです。

　改めて説明させていただくと中元日芽香さんは元乃木坂46のメンバーで、その後は心理カウンセラーとして活動されています。そして私が昨年うつ病になってから今に至るまでお世話になっています。何度も書かせていただいていますが、中元さんがいなかったら私は未だにまともに生活ができなかったでしょう。

　この「なんでも聴くよ」は中元さんの視点で相談者さんの感情に応答できる一冊です。私自身も何か悩んだ時やカウンセリングの勉強などの時に読ませてもらってます。私も中元さんのカウンセリングを何度か受けていますが、中元さんらしさが出ている1冊だと感じました。これは私自身もカウンセリングの際に意識していることですが、「クライアントが自分の力で立ち直り、また日常に戻っていけるように、一息つける場所を提供する」これが感じました。また、一部カウンセラーではなく、中元日芽香さんとして答えている部分もあるなぁと感じました。基本的に私や中元さんが行っている「来談者中心療法」では基本心理カウンセラーが自分自身の意見や私情はできる限り避けます。そう言った意味では普段のカウンセリングでは聞けない意見が聞けるので貴重だと思います。

　今更ですが、中元さんの文章はとても優しいと感じました。相談者さんの悩みに対してまずは受け入れそして心の中で表せないけど持っている心のモヤモヤを上手に言葉にしている印象です。文章から寄り添ってもらっている感じがして、恐らく多くの人が抱いているカウンセラーのイメージではないでしょうか。私も中元さんのような心理カウンセラーになりたいと思いました。

　今回久々にこの本を読みましたが、一つずつ相談内容→アンサーの流れになっているので、読みやすいし読み返しやすいです。改めてすごい人にお世話になっていると感じました。是非読んでほしい1冊です。