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みなさんこんにちは。ブログを開いていただきありがとうございます。今回ご紹介させていただくのは山本甲士さんの「ひなたストア」です。以前に山本甲士さんのひなた弁当を読ませてもらい今年1番面白い本だったため別のシリーズである「ひなたストア」を読みました。先に言わせて頂くとこのひなたストアも面白く、初めて小説の作家さんで山本甲士さんのファンになりました。

 物語のあらすじは本誌主人公である青葉一成(あおばかずなり)早期退職の勧告を受け、それに応じ新しい就職先のグリップグループの課長待遇で入ることが決まる。グリップグループは九州北部と山口の小規模スーパー十数社により設立された会社だ。しかし入社直前になって社長の交代など一成本人に何も関係ない要因で研修という名目で加盟しているスーパーの「ひなたストア」の副店長という立場になった。「ひなたストア」は、品ぞろえも悪く、店員の活気もなく、くすんだ建物で客もがらがらだった。店長とも会社の都合で仲が悪く、しかも近くには大きなスーパーが2軒あって繁盛していた。そんな最悪の状況から色々な人とのつながりからの逆転劇です。


 前回のひなた弁当の主人公良朗と似ているようで少し違うのは、良朗は自分が変わっていきそれが周りの人間に良い影響を与えていたのが、一成は周りの良い影響を受けそれがどんどん大きなものになっていくものです。例えばひなたスーパーの再建のきっかけとなった不揃いの野菜を売るがんこ野菜はお隣のおばあさんのお注分けからヒントだったりと日常での何気ないことからはじまったりする物語です。この話のなかで好きなセリフとして、「仕事の値打ちは、いくら稼ぐではない。幸せを日々実感しながら働くことができるかどうか。売り手も楽しく、買い手も喜んでくれて、地域が元気になる。そのついでに儲けさせていただく。」この言葉はカウンセリングサロンを開業している私自身も胸に打たれました。また、一成は周りとのコミュニケーションが上手にでき、周りを巻き込む力がすごい為物凄く参考になりました。


 最後まで読んでいただきありがとうございます。



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横井大和カウンセリングサロン

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