みなさんこんにちは。ブログを開いていただきありがとうございます。今回ご紹介させていただくのはあべけん太さんの「今日も一日、楽しかった」です。あべけん太さんはIT企業の総務部で働きながら、タレント活動をされています。そしてタイトル通りダウン症です。

　ダウン症についてお話させてください。ダウン症は遺伝子の異常によって引き起こされる疾患であり、その特徴として知能の発達が遅れたり、身体的な特徴が現れたりします。顔の特徴や体の成長の遅れがあります。

　タイトルの「今日も一日、楽しかった」はあべけん太さんが毎日書いている日記の一番最後に書く言葉です。これはお母様がお亡くなりになった日も書いたそうです。この本を読んであべけん太さんの印象はとても前向きでポジティブだと感じました。ただ障害を持たれている方の人生においてポジティブでいるのはかなりハードルが高い印象です。実際あべけん太さんも小学生のころいじめられていたそうです。そんなこともあったのにも関わらずそのことは少ししか書いてなく後は前向きなことばかりです。

　私はあべけん太さんの考え方が大好きです。「障がい者」といわれるのが嫌で「ダウン症のイケメン」と呼ばれたいそうです。「知的障がい者」って言い方は「頭がおかしくて、何もできない」という印象になりでも本当はあべけん太さんは仕事もパソコンゲームもビールも飲めます。つまりできないこともあるが、できることもあるんです。「知的障がい者」というワードはどうしてもできないことに注目されてしまいます。しかしできることとできないことがあるのは全員そうだと思います。できること、やっていることに注目すれば明るい未来があると私は信じています。カウンセラーとしてこれからもあべけん太さんの考えをこれからも信じて行きます。

　最後まで読んでいただきありがとうございます。